1990年代を代表する人気ユニット・ZARD(ザード)のトリビュートバンド・SARD UNDERGROUND(サード・アンダーグラウンド)が9月、デビュー5周年を迎る。松江市出身でキーボードの坂本ひろ美さん(28)にこれまでの活動や新アルバムの魅力、地元への思いを聞いた。 (聞き手は情報部・吉田真人)
ーデビューからこれまでを振り返り、今感じていることは
5年間はあっという間でしたが、とても濃い時間でした。初めは環境にも慣れず、目の前のことに必死でした。活動していくうちに多くの方と出会い「こんな私でも応援し続けてくれる人がいるんだ」とすごく力になりました。リリースイベントで直接お話しをする時間は、すごくパワーをもらいます。交流サイト(SNS)のメッセージもすごくうれしいです。そして、ライブはやっぱり楽しいです! あの大きな音が響き渡っている空間がたまらないです。昨年はやっと声も出すことができて、ファンの方との一体感がより感じられて、うれしかったです。メンバーや、スタッフさん、ファンの方と過ごしてきた5年間はとても貴重で、すごく幸せな時間で成長させてもらいました。
SARD UNDERGROUNDのメンバー。左から杉岡泉美さん、神野友亜さん、坂本ひろ美さん

ーZARDの作品を後世に歌い継ぐという大きな目標がある。不安を感じることはあったのか
最初は、とても大きな存在で、夢のように感じていました。...
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