昆虫の細胞にすみ着いて宿主の性別や生殖を操る細菌「ボルバキア」が注目されている。福井大などの研究チームは、沖縄県・石垣島に生息するチョウの性比(雌雄の比率)がボルバキアの作用で極端に雌に偏っていく現象を確認した。海外ではこうした特性を感染症対策に利用する取り組みも進む。害虫駆除の有力手段になるとみて、国内研究機...