松江市出身の佐野史郎さんが出演する映画「カミノフデ 怪獣たちのいる島」が30日から、松江東宝5(松江市東朝日町)で公開される。31日午後0時20分からの上映終了後には、公開記念で佐野さんらが登壇して舞台あいさつもある。
佐野さんは、亡くなった特殊美術造形家・時宮健三役で出演する。孫の時宮朱莉が主人公で、「怪獣ヤマタノオロチ」が世界を破壊し尽くそうとする世界に入り込み、元の世界に戻るため、祖父が作るはずだった映画の秘密に迫る物語。
原作・総監督の村瀬継蔵さんは「ゴジラ」「ガメラ」シリーズをはじめ、特撮映画やドラマで着ぐるみ造形やセットを手掛けた。特撮界のレジェンドと呼ばれる。本作は、日本独自の特撮手法や、着ぐるみやミニチュアでの撮影がふんだんに取り入れられている。「ヤマタノオロチ」や、佐野さんふんする時宮が出雲で映画の着想を得る回想シーンも盛り込まれている。
舞台あいさつでは、佐野さんと、特撮監督の佐藤大介さんが登場する。チケットは通常の映画料金で、前売り券も使用可。