謎解きしながら神門通りを歩く参加者=出雲市大社町杵築南
謎解きしながら神門通りを歩く参加者=出雲市大社町杵築南

 運動を習慣づけ、健康寿命を延ばすきっかけにしてもらおうと、全国健康保険協会(協会けんぽ)島根支部と島根県が2日、ウオーキングイベント「謎解き&クイズウォークラリーしまねクエスト」を出雲市、浜田市、益田市で始めた。健康に関するクイズや観光名所にまつわる謎解きを歩きながら楽しむ。参加無料で、11月30日まで。

 スマホで特設サイトに接続すれば、誰でも参加できる。道の駅大社ご縁広場(出雲市大社町修理免)を出発する「出雲市コース」(約4キロ)▽浜田市陸上競技場(浜田市黒川町)を出発する「浜田市コース」(約3キロ)▽住吉神社(益田市七尾町)を出発する「益田市コース」(約3キロ)―の3コースがある。

 2日、同僚と3人で出雲市コースを歩いた島根支部の空野遥さん(29)は「頭を使いつつ、景色も楽しみながら歩いた。クイズのために周囲を見渡すことで新たな発見があった」と話した。

 イベントは協会けんぽ島根支部と島根県が企画。2022年度に組合の加入者で1日30分以上の運動習慣がない人の割合は男性76・4%(全国73・3%)、女性87・1%(全国83・2%)で、男性は全国7位、女性は2位だった。

 問い合わせは運営事務局、電話080(3052)3386。 (黒沢悠太)