自分たちの感性で並べた本を紹介する生徒＝松江市田和山町、今井書店グループセンター店
【松江】松江農林高校（松江市乃木福富町）の生徒が選んだ本が並ぶブックフェアが、松江市田和山町の今井書店グループセンター店で始まるのを前に２日、生徒たちが店内で、お薦めの本やポップなどを並べ準備した。フェアは３日に始まり１６日まで。
松江農林高校が働きかけて企画した。書店を通じ、生徒たちの好きな本を多くの人に知ってもらうのを目的とする。
本棚の一角を使い、生徒ら５人が農林高校内の貸し出しランキング１～１０位の本や、生徒のお薦め本、表紙が隠され何の本か分からない「闇本」の３部門で４６種類計１００冊を置いた。棚はポップやペーパーフラワーで華やかに飾った。
１学期に同校の貸し出しランキング１位だったウェブライター・雨穴さんの「変な絵」や、高校生に人気の恋愛小説に加え、江戸川乱歩の「人間椅子」やミヒャエル・エンデの「モモ」など古くから愛される名作も並ぶ。闇本には「あなたは一人じゃない」「スイートなミステリー？」など興味をそそるキャッチコピーを付けた。
３年の佐伯優美香さん（１７）は「思い入れのある感動できる本を並べた。多くの人たちに手に取ってほしい」と話した。（林李奈）
