三瓶山西の原に設けられたテント=大田市三瓶町
三瓶山西の原に設けられたテント=大田市三瓶町
設備が整うテント内
設備が整うテント内
三瓶山西の原に設けられたテント=大田市三瓶町
設備が整うテント内

 大田市三瓶町の国立公園・三瓶山西の原に、高級感あるキャンプを楽しむ「グランピング」の会場が期間限定で20日オープンする。雄大な山容を間近に望む草原で、1日6組限定で予約を受け付ける。「密」を避けてリゾート感を味わえるとして、コロナ禍のレジャーシーズンに注目を集めそうだ。11月30日まで。 (錦織拓郎)

 旅行商品開発のワンダートランクアンドカンパニー(東京都)が国立公園の魅力発信を狙い、環境省の許可を得て企画。ベッド、テーブル、電源、タオルなどを備えた24平方メートルのテントを6張り設けた。

 食事は、隣接するレストハウスで市内飲食店が提供するコース料理か、バーベキューのいずれかを選べる。

 入浴は近くの三瓶温泉の浴場を利用する仕組みで、山麓の周遊を促す。地元の神楽団体による夜神楽を鑑賞できる日もある。

 1張りに最大4人程度まで宿泊可能。料金は大人1泊2食付きで税込み1万8150円から。ワンダー社のホームページから予約できる。

 16日は地元関係者向けに会場を事前公開。週末を中心に予約が相次いでおり、宮脇太チーフトラベルマネージャーは「絶好のロケーションで大自然を体感してほしい」と話した。