大粒の種なしブドウ「ニューピオーネ」の収穫作業が5日、島根県邑南町矢上の農業生産法人はらやまのハウスで始まった。同じハウスで栽培するシャインマスカットの収穫と併せ、作業は10月中旬まで続く。
同法人はハウス4棟、計60アールでブドウ約150本を栽培する。今季の収穫量は町内最多の8トンを見込む。
黒く色づき、1房約20センチ、重さ500~700グラムに育ったニューピオーネをスタッフ5人がはさみで摘み取り、箱詰めした。糖度18~20度の甘さと程よい酸味、大粒の食べ応えが特徴だという。
中国地方を中心に全国へ発送するほか、11日から地区内の直売所で販売する。三田誠社長(65)は「暑さを乗り越え、大変立派なものができた。おいしく食べてもらいたい」と話した。
購入や問い合わせは同法人、電話0855(95)2160。
(吉野仁士)