刑事裁判で無罪が確定しても、その人のDNA型や指紋などのデータを廃棄しない警察に対し、名古屋高裁が「憲法13条に基づく人格権を侵害しているのは明らか」として抹消を命じる判決を言い渡した。

 一審・名古屋地裁と同じ結論だが、さらに「憲法の趣旨に沿った制度設計...