山陰両県は18日、暖かい空気が流れ込んで季節外れの暑さとなり、両県29観測地点のうち益田や出雲、米子など11地点で30度以上の真夏日となった。島根では観測史上最も遅い真夏日となった。

 島根県内最高の31・3度を記録した益田では、異例の暑さに驚きの声が上がった。益田市有明町の生花店員柴崎楓さん(19)は「配達で車を降りると暑くて上着を脱いだ。年々暑くなっている感じがする」と話した。

 松江、鳥取両地方気象台によると、島根は出雲30・7度、大田30・2度など19地点のうち5地点で真夏日となった。直近では2003年の10月12日に浜田や鹿島(松江市)などで観測した真夏日が最も遅かった。

 鳥取県内は10地点のうち米子31・4度、境(境港市)31・3度など6地点で真夏日となった。

(小引久実)