第50回衆院選は27日に投票、即日開票された。自民、公明両党は公示前の計288議席から大幅に議席を減らし、自民派閥裏金事件の非公認前職を含めても定数465の過半数(233)を割り込んだ。裏金事件が響いて大敗となった。石破茂首相(自民総裁)の責任論に発展する可能性があり、政権を維持できるかどうかが焦点だ。立憲民主党は公示前の98議席を上回る140議席以上を確保。国民民主党は公示前から議席を4倍に増やした。日本維新の会は公示前勢力を下回った。れいわ新選組は議席を倍に伸ばした。
自公の過半数割れは、民主党による政権交代となった2009年衆院選以来。公明は公示前32議席を下回り、石井啓一代表は落選した。党代表の落選は09年以来。女性の当選者は70人となり過去最多となった。
首相は与党で...