中国電力は28日、島根原発2号機(松江市鹿島町片句)の再稼働に向け、原子炉に核燃料を入れる「燃料装荷」を同日午後に開始したと発表した。作業終了まで1週間程度を見込む。中電は12月上旬に原子炉を起動して再稼働させ、12月下旬に発電、2025年1月上旬の営業運転再開を目指している。

 燃料装荷では、新燃料148体と、継続して使用する燃料412体の計560体を燃料プールから原子炉に移す。この日、原子力規制委員会が島根2号機の燃料装荷を認める文書を交付した。

 併せて、再稼働に必要な安全対策工事も28日に完了したと発表した。これまで工事の遅れなどで12回延期し、島根原発全体で投じた費用は...