「花回廊」(左)など明るい油彩画を描く秦野良二さん=鳥取市丸山町、ギャラリー330
「花回廊」(左)など明るい油彩画を描く秦野良二さん=鳥取市丸山町、ギャラリー330

 趣味で油彩画を描く秦野(はだの)良二さん(73)=鳥取市大覚寺=の個展が6日、鳥取市丸山町のギャラリー330で始まった。風景、静物など明るい色合いで4~8号の作品37点が来場者を楽しませている。10日まで。

 地元電機メーカーに勤めていた55歳の頃から教室に通い創作を続ける。個展は昨年、古里の鳥取県南部町で開いたのに続き6回目。

 「明るい色の作品が好き」という。南部町のとっとり花回廊の風景は黄色、クリーム色、紫色と色とりどりの花を層のように描き、背景の大山や緑の木々と相まって心を和ませる。

 「トトロの杜(もり)」と呼ばれる同町の森の風景画も周りの水田の稲穂と色の対比が美しい。書店や喫茶店など特徴的な店舗建物を描いた作品は着眼点が面白い。

 午前10時~午後5時半(10日は午後4時まで)。入場無料。

(桝井映志)