アカマツの苗木を植える親子連れ=松江市東長江町、葉子山
アカマツの苗木を植える親子連れ=松江市東長江町、葉子山

 緑豊かな森林を次世代に引き継ごうと、山陰中央新報社が展開する「さんいん環境キャンペーン」の植樹活動が9日、松江市東長江町の葉子山(はこやま)であった。協賛企業の社員や関係団体、一般参加の家族連れなど75人がアカマツと山桜の苗木計600本を植えて、森林保全に思いを巡らせた。

 島根県が進める森づくり事業の一環で2010年から実施している。東長江共有林組合所有の山林・葉子山での植樹は7年目。

 参加者は林地0・3ヘクタールに散らばって作業した。固い地面に苦戦しながら、くわで深さ約30センチの穴を掘って苗木を植え、抜けないように土を踏み固めた。1時間ほどで植え終わり、心地よい汗を流した。

 父親と参加した松江市西津田7丁目の白石美月ちゃん(6)は「くわは重かったけど、苗木を植えるのは楽しかった。大きくなったところを見たい」と成長を心待ちにした。 (山口春絵)