島根県川本町因原の濁川で14日、遡上(そじょう)したサケが今年初めて確認された。昨年より2日早く、例年より2週間程度遅い。今月いっぱい産卵行動をする姿が観察できるという。
濁川は江の川の支流で、溯上時には県内外から観察に訪れる人がいる。この日、観察を続ける地元の市川和平さん(75)が、国道261号の第一松瀬橋と八面橋の間で寄り添うように泳ぐ雄雌を確認した。
市川さんは「自然豊かな川がある古里に愛着を持つ子どもたちが増えてほしい」と願った。観察スポットにはのぼり旗を立てて案内している。
(佐伯学)













