境港、米子、松江の3市内の13社と山陰合同銀行(松江市魚町)が13日、境港総合技術高校(境港市竹内町)に調理設備を備えた移動販売車「キッチンカー」と電子看板「デジタルサイネージ」各1台を贈った。車は魚のイラストで装飾するなどし、生徒が作った料理や商品を販売する催事で使用する。
同校で贈呈式があり、13社を代表して石油小売のウミライ(境港市弥生町)の堀田收社長が「地域とのつながり、夢の実現につながれば」と願うと、生徒代表の機械科3年、椎葉絢都さん(17)が「夢をかなえる大きな一歩。感謝している」と応えた。
山陰合同銀行が取り扱う「ごうぎんSDGs私募債(教育機関寄贈)」を活用し、金額は計216万円。同校はこれまで、レンタルキッチンカーで催事に出向くことがあったが、ニーズの高まりで車の確保が難しくなってきており、同行に相談し解決を図った。贈られたキッチンカーはトレーラー型で、使用する際は学校の車でけん引する。
ほか12社は、アート建工▽井ゲタ竹内▽上野水産▽オーク▽共伸▽境港魚市場▽山陰化成工業▽大昇食品▽鳥取缶詰▽NIPPO’S▽山進運輸▽友新(松本稔史)