島根県は19日、県が発注した同県津和野町左鐙の林道開設工事現場付近で、作業員の男性(48)が死亡する事故があったと発表した。
県によると男性は18日、作業員とともに現場に入り、同日午前、小型発電機の燃料を購入するため軽トラックで現場を離れた。
帰りが遅く、他の作業員らが付近を捜索。同日午後、現場から約1キロ離れた町道で、木にぶつかり前部が破損した軽トラックが見つかった。その後、車から約180メートル離れた町道脇の溝に転落している男性が見つかり、間もなく死亡が確認された。
現場は携帯電話の不通地域で、県森林整備課の植田勉森林基盤整備・防災対策室長は「男性は(木にぶつかり)助けを求めて歩いている途中に、何らかの原因で転落したのではないか」と述べた。津和野署の神本史生副署長は「事実認定ができておらず、コメントできない」と話した。