NTTドコモがまとめた25日午後3時時点の人出は、全国の主要駅や繁華街計95地点のうち8割近い75地点で前週日曜の18日から減った。24日から本格化した東京五輪の競技を自宅などでテレビ観戦する人が多かったもようだ。人出が増えたのは20地点だった。連休最終日に当たり、帰省や観光に伴う移動で、空港や駅の増加が目立った。
新型コロナウイルスの緊急事態宣言が発令されている東京都では12地点中、9地点で18日を下回った。銀座は感染拡大前(昨年1月18日~2月14日)の休日平均と比べると22・6%減となり、18日からは12・9ポイント下落し、渋谷センター街も8・4ポイント下がった。一方、羽田空港第1ターミナルは16・4ポイント、第2ターミナルも18・7ポイント上昇。東京駅は0・8ポイント上がった。松江市朝日町のJR松江駅は7ポイント上がり、鳥取市晩稲は8ポイント下がった。
緊急事態宣言が5月から続く沖縄県は3地点のうち2地点で人出が減った。18日に比べた減少幅は国際通りが6・4ポイント、県庁前が3・6ポイントだった。那覇空港は3・5ポイント増えた。
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の対象地域以外では、宮城県の仙台駅西などで18日より人出が減少。北海道の新千歳空港や広島駅、福岡空港などは増えた。
ドコモはスマートフォンの位置情報を活用し、人出を分析したデータを毎日公表している。












