原爆の惨禍で傷つき、差別や貧困に苦しんだ人たちは、寄り添い合い、亡き人の思いを胸に立ち上がった。「ふたたび被爆者をつくるな」を合言葉に1956年、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)を結成。「核と人類は共存できない」との決意で歩みを刻んできた。その足跡を追った。

運動率いた「反核の父...