松江市東出雲町上意東、東出雲おちらと村でこのほど、農業祭があった。冬野菜の販売や豚汁の振る舞い、高校生の作品展があり、多くの来場者が楽しんだ。
農業祭は上意東地域づくり協議会が開き、42回目。地区内外から人が集まり、地域の魅力を発信する場にもなっている。
飲食や加工品販売などの出店のほか、青空市場では白菜や大根、ネギなど近くで収穫した新鮮な野菜が並んだ。野菜販売は300人分の豚汁の振る舞いとともに、開始から2時間でなくなるほど盛況だった。
情報科学高校の生徒15人が制作した、干し柿生産で知られる畑地区の散策マップや、島根大付属義務教育学校の3人が取り組んだ竹林の活用についての展示もあった。
協議会の森口和宣(かずのり)会長(76)は「訪れた人に喜んでもらうと地域が元気になる。また違う機会に足を運んでもらうきっかけにしてほしい」と願った。(森みずき)