「働いている女の子たちが稼ごうとする理由の9割は”自分じゃない誰か”のためですね」

 山陰両県を拠点に事業を展開する派遣型風俗店(デリバリーヘルス)の男性店長は明かす。

 夜の街で知り合った男性に貢ぐため。自分では働かず、女性の収入に頼る男性のため。シングルマザーも少なくない。女性に対して男性側が「こういう(性風俗)稼げる仕事があるよ」と勧めるケースもあるという。

 入店までの経路はさまざまだ。都会地では、女性をスカウトする会社があり、全国各地の店舗へと派遣する仕組みがある。このほかにはSNSや口コミ、友人からの誘い。スナックやラウンジで働いていれば、その店のママから「ここよりも、もっと稼げるよ」と誘われることもある。

【上】デリヘル店長、コロナで大打撃「死のうかと」 さまざまな理由で在籍する女性たち
【下】“性癖”を満たす手段、人気は… 「欲があるから成り立つ」

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 数え切れないほど多くの女性と向き合ってきた男性店長は「本当にいろいろな子がいる」と語る。この店長の店の場合、...