障害者がきれいにした古本を購入する参加者(右)=松江市白潟本町、スティックビル
障害者がきれいにした古本を購入する参加者(右)=松江市白潟本町、スティックビル

 松江市白潟本町のスティックビルで17日、市内7カ所の障害者就労支援事業所が集まるイベントがあり、古本や手作りの焼き菓子などを販売し、来場者と交流した。

 市内の事業所同士や地域住民との交流を目的に、スティックビルを指定管理する江友が開いた。

 NPO法人プロジェクトゆうあい(松江市北堀町)は、寄贈を受けた古本を障害者がきれいにする取り組みをしている。今回は漫画や郷土本といった約300冊を用意した。

 社会福祉法人ふらっとのるぴなす(松江市浜乃木6丁目)では手作りのシフォンケーキを販売した。来場者は「おすすめは何ですか」と聞きながら購入していた。このほか、コーヒーや手作りのぬいぐるみなども販売された。販売を手伝った恩田愉花(ゆか)さん(27)は「人と話すのが楽しく、他の事業所の様子も分かった」と話した。

 友人と来場した島根大1年の宝永楓(かえで)さん(19)は「普通の店では売ってない物があり、楽しめた」と喜んでいた。(林李奈)