歩道崩落の復旧工事で感謝状を手にする関係者=浜田市相生町、浜田河川国道事務所
歩道崩落の復旧工事で感謝状を手にする関係者=浜田市相生町、浜田河川国道事務所

 益田市内で発生した国道崩壊の応急対応に貢献した島根県内の3社が、国土交通省中国地方整備局の災害対応関係功労者に選ばれ26日、浜田市相生町の浜田河川国道事務所で感謝状が贈られた。

 島根県西部では台風14号の影響で9月21~24日、常時2メートルを超す高波が発生した。益田市の海岸沿いにある国道191号の歩道区間で、約30メートルにわたって幅員が約2メートル崩れた。

 同事務所と災害応急対応協定を結ぶ、ウエスコ浜田支店(浜田市)、大畑建設(益田市)、復建調査設計松江支社(松江市)が、原因の調査、土のう設置などの応急復旧に当たった。

 3社の代表に感謝状を手渡した中野崇所長は「迅速かつ的確な対応で、二次災害の未然防止などに努め、協力に感謝する」とあいさつ。ウエスコ浜田支店の大畑富紀支店長(58)は「今後も休日を含めた急な災害の発生に対応できるよう社内体制を整えていく」とした。

 同国道事務所によると、現在は該当区間を含む約100メートルで車道片側通行と歩道通行止めを実施中。2025年1月中旬以降の解消を目指しているという。(中村成美)