きねを振り上げて、餅をつく参加者=松江市佐草町、敬仁会
きねを振り上げて、餅をつく参加者=松江市佐草町、敬仁会

 松江市佐草町の社会福祉法人敬仁会で27日、地元企業や施設の利用者を招いた餅つき大会が開かれた。かけ声とともにきねを振り下ろして餅をつき、出来上がった餅を丸めて、楽しいひと時を過ごした。

 同会は支援企業の社員を招き、つき立ての餅を振る舞っている。新型コロナウイルスの影響で今回、5年ぶりに外部から人を招いて餅つき大会を開いた。

 施設の利用者や地元企業の社員など約50人が見守る中、職員らが「ソイヤ!」と声をあげながら力いっぱいきねを振り上げ、餅をついた。

 約50キロの餅を用意。一つ一つ手で丸め、紅白餅や新年用の鏡餅を作った。会の運営する施設では新年に雑煮などにして利用者に振る舞うという。

 初めて参加した島根電工の福嶋陸さん(24)は「上手に餅をつくことができた。食べるのが楽しみ」と話した。(林李奈)