1974年、19歳で出演した青春映画「赤ちょうちん」(藤田敏八監督)をきっかけに、瞬く間に70年代を代表する人気スターとなった秋吉久美子さんにとって、大きなイメージチェンジとなった作品がある。

 82年公開の「さらば愛しき大地」(柳町光男監督)だ。あどけない面ざしと独特の浮遊感で、ファンの心をつかんできた秋吉さんは、...