松江市出身のピアノトリオバンド・Ｏｍｏｉｎｏｔａｋｅ（オモイノタケ）が２０２４年末のＮＨＫ紅白歌合戦に初出場し、同年を代表する楽曲「幾億光年」を響かせた。体が自然と揺れるグルーブ感と情感にあふれた歌声、繊細に紡いだ歌詞が合わさって「踊れて泣ける」楽曲を生み出す３人。原点には、音楽が大好きな若者を受け入れてくれるライブハウスと、活動を支えてくれる人の支えがあった。（情報部・吉田真人） 　「この３人が出会ってバンドを組んで、ライブハウスがあって、曲を聴いてくれるお客さんがいて。どれかが欠けても今日を迎えることはできなかった」 　２４年１１月中旬、松江市寺町のライブハウス「松江Ｂ１」。ワンマンライブを開いたＯｍｏｉｎｏｔａｋｅがステージ上から感謝した。３人の息づかいが感じられるライブハウスならで...