日本郵便中国支社が1日発表した中国5県で元日に配達する年賀郵便物(速報値)は、前年比65・5%の3159万1千通だった。島根が64・8%の333万2千通、鳥取は66・1%の246万4千通だった。県民1人当たりの配達数は島根は5・2通で5県で最多、鳥取は4・6通で広島と並び2番目だった。
メールや交流サイト(SNS)の利用が一般的となり、年賀状は減少傾向にある。5県で最も多かったのは広島の1248万4千通(前年比65・1%)で、岡山の779万通(67・4%)、山口の552万1千通(64・3%)と続いた。
配達数が最も多い郵便局は、広島中央の139万7千通。山陰両県は松江中央の74万1千通が最多で、米子73万3千通、出雲70万4千通、鳥取中央68万5千通の順だった。
松江中央郵便局(松江市東朝日町)で1日、出発式があり、山中正勝局長が「明るく笑顔で確実に届けてほしい」と呼びかけ、配達員約100人がバイクにまたがって出発した。
通常の年賀はがきは郵便料金引き上げに伴い、63円から85円に値上げされた。
(新藤正春)













