受講生の作品を紹介する松本千秋さん=安来市安来町、和鋼博物館
受講生の作品を紹介する松本千秋さん=安来市安来町、和鋼博物館

 独立書人団審査会員で、山陰中央新報文化センター書道講師の松本千秋さん(75)の教室受講生による作品展が9日、安来市安来町の和鋼博物館市民ギャラリーで始まった。新春にふさわしい作品73点が来場者を魅了する。14日まで、無料。

 松本さんは25年ほど前から安来市内で教室を始め、現在市内4カ所で習字とペン字を教える。

 松本さんの作品「生動」は力強さの中に躍動感がある。受講生の「鶴舞」は鶴が羽を広げて舞っているような様子を軽やかな筆遣いで表現した。安来節の歌詞を題材にした作品も目を引く。直径15センチの皿に思い思いの文字を表現し、「幸」の文字を猫の顔に見立てた作品や、花びらや音符を配置した作品も並ぶ。

 松本さんは「予想以上に良い作品が並べられたと思う」と来場を呼びかけた。

 午前10時~午後5時(最終日は午後4時)。(狩野樹理)