松江市殿町の島根県庁1階ロビーで14日、第64回歯・口の健康に関する図画・ポスターコンクール入賞作品の展示会が始まった。県内の子どもたちによる歯磨きの大切さを訴える作品が来場者の目を引いている。16日まで。
コンクールは虫歯予防の意識向上を目的に、子どもたちに絵を募集。優秀な作品を多くの人に見てほしいと、県歯科医師会、県、県教委が初めて県庁ロビーで展示を企画した。
幼稚園・保育園・こども園の部▽小学校低学年の部▽小学校高学年の部▽中学生の部-の1位に輝いた4作品を展示した。
小学校低学年の部1位・浜田市の雲城小学校2年、渡邉康介さんの作品は、手にコップを持ち歯磨きをする男の子を描いた。歯を一本一本丁寧に描き、クレヨンのほかに絵の具も使った力作。このほか虫歯のある口とない口を比較した作品もある。
県歯科医師会の永松久美子医療企画専門官は「子どもたちの力作を近くで見てほしい」と話した。(林李奈)