問題用紙などの配布を受ける受験生=松江市西川津町、島根大
問題用紙などの配布を受ける受験生=松江市西川津町、島根大

 大学入学共通テストが18日、山陰両県の7会場でも始まり、島根で2266人、鳥取で2199人が挑んだ。両県ともに大きなトラブルはなかった。

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 島根大松江キャンパス(松江市西川津町)では、午前7時半ごろから受験生が会場入りし始め「頑張ろうね」と声をかけ合う光景が見られた。受験生は緊張した面持ちで試験監督者から注意事項を聞き、問題冊子や解答用紙の配布を受けた。

 現行の学習指導要領に対応した最初の試験で、これまでの6教科30科目から7教科21科目に大きく再編。初日は地理歴史・公民、国語、外国語があった。

 「公共、政治・経済」の科目では、参院選の鳥取・島根、徳島・高知の両合区選挙区を例に、国政選挙の制度や在り方に関する問題が出題された。「地理総合/歴史総合/公共」では、1票の格差に関する問題で2000年の衆院選で1票の重みが最も大きい選挙区として「島根3区」が取り上げられ、「歴史総合、日本史探究」では、貨幣に関する問題で石見銀山が登場した。

 2日目の19日は理科と数学、新教科の「情報」がある。

 (小引久実)