松江南高校(松江市八雲台1丁目)の演劇部が、小泉八雲の妻・セツをイメージしたオリジナルドリンク「セツの花言葉」を開発した。
同演劇部は小泉八雲とセツの交流を描いた作品「ヘルン先生」を中国地区高校演劇発表会などで上演した経緯がある。サンラポーむらくも側から一緒にドリンクを考案しないかとの依頼があり、共同開発した。
生徒たちはセツを「差別などに反抗する強さと八雲を愛する優しさがある人」と評価。高貴で柔和なイメージがある紫色を選び、ドリンクを作製した。食用の花「エルダーフラワー」を球体の氷に閉じ込め、「ジャスミン」や「バタフライピー」といったハーブを使って、甘酸っぱく華やかに仕上げた。
1年の林躍真さん(16)は「セツさんを思いながらぜひ楽しんでほしい」と話した。
サンラポーむらくも(松江市殿町)が企画する「小泉八雲縁の料理」第4弾で3月からの提供を予定する。(林李奈)