2024年夏の大雨で県道が崩落した出雲市大社町日御碕地区の復興を支援しようと、島根トライアスロンクラブの有志が23日、地区内でクロスカントリー大会を開催する。重い物を抱えて走るなどを取り入れた障害物レースで、豊かな自然を生かしたコースを楽しめる。16日まで参加者とボランティアを募集している。
日御碕コミュニティセンター(出雲市大社町宇龍)がスタート地点で、コースは約13キロ。宇龍港や日御碕灯台付近の遊歩道など地区内の自然を満喫できる。国引き神話をイメージし、コンクリートブロックが載った箱(約20キロ)をロープで引っぱり、岸壁から海中にある重量物を引き揚げるなどの障害物がある。障害物を乗り越え、ゴール地点の旧日御碕小学校を目指す。
大会開催を前に海岸でごみ拾いのボランティア活動も予定する。イカの一夜干しなど日御碕地区の特産品を賞品として準備する。
大会は島根トライアスロンクラブや、ランニングクラブ有志でつくる大会実行委員会が主催する。本田一勇実行委員長は「易しい障害物レースなので、参加して日御碕の復興につなげてほしい」と呼びかけた。
参加資格は16~99歳で、2人一組でゴールを目指すペアの部もある。参加費は1人6千円で、ペアは2人で1万円。問い合わせや申し込みは本田実行委員長、電話090(4891)9998。(片山皓平)