児童の質問に答え、決めのポーズをする日高郁人さん=益田市高津1丁目、高津小学校
児童の質問に答え、決めのポーズをする日高郁人さん=益田市高津1丁目、高津小学校

 益田市高津1丁目、高津小学校で4日、同市出身のプロレスラー日高郁人さん(52)と浜田市出身の女子プロレスラー青木いつ希さん(27)が、4年生60人にこれまでの歩みや仕事について話し、夢に向かって努力することの大切さを伝えた。

 ライフキャリア教育の一環で、保護者だけでなくいろいろな大人の人生を聞く機会として招いた。

 児童は体育館で、2人の指導でジャンピングスクワットやライオンプッシュアップといったトレーニングで体を動かした。

 授業では青木さんが、厳しいトレーニングを乗り越えたのはプロレスが好きだったからとし「自分が好きなことやものを大事にしてほしい」と強調した。日高さんは一度プロレスラーの夢を諦めたが、もう一度目指してみようと一念発起した経験を披露。「かなわなくても経験は無駄にならない。有言不実行を恥ずかしがらず、目標に向かって努力しよう」と呼びかけた。

 2人の経験を聞いた吉岡葵さん(10)は「夢はまだないけど、人生のヒントになった」と話した。児童はこれから、学んだことやどんな大人になりたいのかをまとめて「10歳の集い」で発表する。

(藤本ちあき)