子どもたちと一緒に「おっぱっぴー」を披露する小島よしおさん=松江市学園南1丁目、くにびきメッセ
子どもたちと一緒に「おっぱっぴー」を披露する小島よしおさん=松江市学園南1丁目、くにびきメッセ

 「そんなの関係ねぇ!」の流行語で知られるお笑い芸人の小島よしおさんを招いた食と健康に関するトークショー「食べてもりもりハッピー教室」(山陰中央新報社主催)が9日、松江市内であった。小島さんが得意のギャグで親子連れら900人の心をつかみ、野菜の知識や地元食材の魅力を紹介した。

 小島さんはお笑いの活動に加え、ユーチューブで農業や教育に関する情報発信も手がけている。

 この日は島根県のオリジナル野菜「あすっこ」やサバ、ノドグロといった食材の魅力をPRし「島根の野菜や魚をいっぱい食べてほしい」と呼びかけた。アスパラガスをテーマにした歌と踊りも披露した。

 質問コーナーで「ピーマンはなぜ辛いのか」との問いに「辛さや苦さは切ったときに出る。電子レンジにそのまま入れると苦みなく食べられる」と回答。合わせて「もともと唐辛子だったが、海外で『変身』(品種改良)した。辛いと感じたのは、ご先祖様の名残かもしれない」と豆知識を披露した。

 最後は参加した子どもたちとともにステージ上で「そんなの関係ねえ!」や「おっぱっぴー」などのギャグを披露した。安来市立社日小学校3年の高本誉さん(8)は「ステージに一緒に立ててよかった」と笑顔で話した。

 島根県農林水産部やJAしまね、JFしまねなどによる「こどもわくわくブース」も設けられ、来場者が体験や飲食を楽しんだ。

(新藤正春)