冬型の気圧配置が強まり、寒気が流れ込んだ山陰両県では各地で雪が積もり、7日朝から10日朝にかけて車のスリップとみられる事故が多発し、島根県内145件、鳥取県内181件に上った。
島根県内の警察署管内別では、松江が46件で最多。出雲が33件で続いた。
今後も寒気の状況によって積雪や路面凍結が見込まれ、島根県警交通企画課の汐見友宏課長補佐は「急ハンドルや急ブレーキを避け、速度を落として余裕を持った運転を心がけてほしい」と呼びかける。
気象庁によると、10日午後6時時点の積雪深は大山183センチ▽赤名(島根県飯南町)75センチ▽横田(同県奥出雲町)55センチ▽瑞穂(同県邑南町)45センチ―など。11日は山陰両県で気温が上がる見込みとして、雪崩や屋根からの落雪などに注意するよう呼びかけている。