展示準備を終え、作品を鑑賞する関係者=出雲市浜町、出雲文化伝承館縁結び交流館
展示準備を終え、作品を鑑賞する関係者=出雲市浜町、出雲文化伝承館縁結び交流館

 絵画愛好家グループ・東光会山陰支部山光会の出雲部会員による作品展が、出雲市浜町の出雲文化伝承館縁結び交流館と出雲文化工房で14日から始まる。人物や風景などの洋画76点の力作が並ぶ。16日まで。入場無料。

 会員の技術研さんや交流を目的に開き38回目。島根県東部や米子市の30~80代の会員27人が100号以上の大作や小品を出品した。

 傘を差した親子を描いた「雨あがり」(F100号)は家族への愛情が伝わる作品。一つの物に対して固有の色にこだわらず、大胆な色使いが目を引く。

 ゾウの頭部を真横から描いた大胆な構図の作品は狙いがストレートに伝わり、ひび割れたガラスか壁のような物の横にたたずむ女性の作品は鑑賞者の想像力を膨らませる。

 同会の北本雅己会長(69)は「新人も加入し、会は活性化している。レベルアップした作品を見てほしい」と話した。

 午前9時半~午後4時半。最終日は午後4時まで。

(佐藤一司)