来場者に作品を解説する大森幹雄さん(左)=出雲市西平田町、ギャラリー「ハンド&ハンド」
来場者に作品を解説する大森幹雄さん(左)=出雲市西平田町、ギャラリー「ハンド&ハンド」

 出雲市西平田町のギャラリー「ハンド&ハンド」で、山陰中央新報文化センター出雲教室の絵画教室受講生の作品展が開かれている。来場者は植物や風景などの自由で伸び伸びとした作品を鑑賞している。26日まで。入場無料。

 講師の日本画家、大森幹雄さん(70)=出雲市園町=の指導を受ける受講生22人が約40点を出展した。画材は水彩絵の具。三池炭鉱跡(熊本県荒尾市)のやぐらや、海上に輝く太陽柱、山肌を赤や黄色にして雲の動きを独特な線と色で表現した「伯耆大山」といった個性豊かな風景画が並ぶ。

 カシワバアジサイやツバキなどの植物画も多く、背景に好みの色を加え柔らかい雰囲気を生み出した。

 大森さんは「水彩絵の具は身近な画材なので、楽しんで自由に描いてほしい。いろいろな描き方を見て、それぞれの良さを味わい絵を始めるきっかけになればうれしい」と話した。

 午前9時~午後6時、土曜は午後3時まで。日祝日、木曜は休み。

(佐藤一司)