【出雲】松江市母衣町、松江赤十字病院内の理容室で勤務する高見秋彦さん(78)=松江市西津田10丁目=が、出雲市今市町のラピタ本店で個展を開いている。細やかなタッチで描いた水彩の風景画31点が並び、来店者の目を楽しませている。6日まで。
高見さんは理容室で勤務する傍ら、10年ほど前から山陰中央新報文化センター松江教室で絵画を学び、今回、4回目となる個展を古里の出雲市で開いた。
松江、出雲、雲南の各市を巡り、印象深い風景を作品の題材にしている。「渓谷」は龍頭が滝(雲南市掛合町)で目にした燃えるような紅葉を描き、奥で激しく流れる水の姿に目を奪われる。
高見さんは「繊細な表現に力を入れて描いた。各地の景色を巡るような気持ちで眺めてほしい」と来場を呼びかけた。
(中島諒)