贈られた鳥取県西部の農畜産物を手にする米子松蔭高野球部員=米子市二本木、米子松蔭高校
贈られた鳥取県西部の農畜産物を手にする米子松蔭高野球部員=米子市二本木、米子松蔭高校

 3月18日に開幕する第97回選抜高校野球大会に出場する米子松蔭高校野球部を応援しようと17日、JA鳥取西部が鳥取県西部の農畜産物を贈った。部員はさらなる体づくりに励み、甲子園での活躍を誓った。

 贈られたのは、県のブランド米「星空舞」100キロ、鳥取和牛10キロ、白ネギ30キロ、大山ブロッコリー30キロ、砂丘ニンジン30キロ、白菜90キロ。大きくて立派な野菜や肉などを前に、部員は「おいしそう」と目を輝かせた。贈られた食材は、毎週土日にある保護者による炊き出しに使われるという。

 米子市二本木の同校であった贈呈式で、JA鳥取西部の中西広則代表理事組合長は「まだまだ寒い日が続くが、たくさん食べて強靱(きょうじん)な体をつくってほしい」と激励した。惣郷(そうごう)峻吏(しゅんり)主将(16)は「戦っているのは自分たちだけじゃないと感じた。さらに体を大きくして試合に臨みたい」と意気込んだ。(藤本みのり)