島根県物産観光館(松江市殿町)が4月8日にリニューアルオープンする。老朽化部分の改修に加え、実演販売スペースの設置など利便性向上に努めた店舗に改装。近隣に設けた仮設店舗は2月28日に閉店し、準備を進める。
県しまねブランド推進課によると、一部の壁を撤去し、レジを中央へ集約化したほか、実演販売スペースとイートインコーナーを新設。エスカレーターとエレベーターも更新した。
改装に合わせ、昨年3~5月に公募したロゴマークも決定。応募総数355点から、ブドウ、シジミなどの特産品や宍道湖、日本海をイメージしたデザインを選んだ。包装紙や紙袋などに活用する。
18日の定例会見で丸山達也知事は「県産品の魅力を感じていただける店舗にリニューアルする。期待してほしい」と話した。仮設店舗が2月末に閉店し、約1カ月間、物産館の機能が停止することに触れ「(再開の)準備に集中する必要がある。ご迷惑をおかけするが、理解いただきたい」と述べた。
物産観光館は施設の老朽化に伴う工事で、昨年8月21日から休館。東側100メートルの同館第2駐車場にプレハブの仮設店舗を設けて営業する代替措置を取った。仮設店舗の設置費用を含めて総事業費6億8800万円をかけて整備を進めてきた。
(原暁)













