浜田市黒川町の浜田高校3年、山平悠斗(ゆうと)さん(18)が、2030年に島根県で開催する国民スポーツ大会スローガンの揮毫(きごう)作品の最優秀に選ばれ19日、同校で表彰式があった。
作品は県がスローガンの「自分を超えろ、神話をつくれ」の揮毫を募り、県内の中学、高校から333点の応募があった。
山平さんは書道部に所属する。漢字や平仮名の大きさに気を配り、特に「神」の「申」の縦線部分を力強く筆を運んで迫力を出した。「頭の中にある言葉のイメージを形にできた。競技者が文字を見て頑張るきっかけにしてほしい」と話した。
県スポーツ振興課競技力向上推進室の井上明久課長補佐は「インパクトと同時に読みやすい作品」とたたえ、山平さんに賞状を手渡した。揮毫作品はTシャツに印字し、各競技の強化指定選手に選ばれた4月から中学1年生になる約220人に配布する。(宮廻裕樹)