ボクシング女子フェザー級で優勝し、表彰式で金メダルを持つ入江聖奈=両国国技館
ボクシング女子フェザー級で優勝し、表彰式で金メダルを持つ入江聖奈=両国国技館

 東京五輪第12日は3日、ボクシング女子フェザー級決勝で入江聖奈(20)=日体大、米子西高出=が2019年の世界選手権覇者、ネスティー・ペテシオ(フィリピン)を5-0の判定で破り、日本女子勢初となる金メダルを獲得した。個人種目での頂点は山陰勢で初めて。(木幡晋介)

 左の強打を武器に接近戦を仕掛ける相手に対し、入江は的確に左ジャブとカウンターを当ててポイントを稼いだ。1回は左ジャブを打ち込んで優位に進めた。2回は反撃されたが、3回は積極的に仕掛け、相手の打ち終わりを狙った右ストレートや右ボディーで攻めた。

 米子市出身の入江は義方小2年時に競技を始め、シュガーナックルボクシングジム(米子市久米町)に通った。後藤ケ丘中時代は陸上部にも所属し、800メートルで足腰を鍛えた。米子西高時代には全国高校選抜大会、全日本女子選手権で優勝。日体大進学後、19年の世界選手権で5位となり、20年の東京五輪アジア・オセアニア予選で代表入りを決めた。

 山陰両県出身者では、16年リオデジャネイロ大会のテニス男子シングルスで銅メダルの錦織圭(松江市出身)に続く五輪でのメダル獲得。鳥取県勢としては12年ロンドン大会のアーチェリー女子団体で銅メダルの川中香緒里(琴浦町出身)以来で、個人、団体を含め初の金メダルとなる。