天皇陛下は23日、65歳の誕生日を迎えられた。これに先立ち、皇居・宮殿で記者会見し、戦後80年の節目が「日本の発展の礎を築いた人々の苦難に深く思いを致し、平和の尊さを心に刻み、思いを新たにする機会になれば」と述べた。「戦争の記憶が薄れようとしている今日、戦争を知らない世代に、悲惨な体験や歴史が伝えられていくことが大切である」との考えも示した。

 

 戦没者を追悼するため、天皇、皇后両陛下が今年、被爆地の広島、長崎、太平洋戦争の激戦地となった沖縄、硫黄島を...