24日午後4時45分ごろ、鳥取県大山町の国立公園・大山(1729メートル)の夏山登山道6~7合目付近で、下山していた女性(56)から「滑落して動けなくなった」と119番があった。「けがはない」と話しているという。琴浦大山署は天候不良のため、同日の捜索を見送り、25日午前5時をめどに始める。
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同署によると、女性は1人で登山し、携帯電話で119番した。通報時、現場は吹雪や水蒸気で視界が悪く、女性は方向感覚を失ったという。居住地や防寒装備、登山届を出していたかなど詳細は分かっていない。
大山は強い寒波の影響で今季一番の大雪となっており、気象庁によると、24日午後8時時点の積雪深は2月平年値の1・4倍の248センチとなっている。