鳥取県が11日、交通事故で相手の運転手にけがを負わせたとして県土総務課の会計年度任用職員の女性(50)を減給10分の1、1カ月の懲戒処分にした。体調不良などを理由に欠勤を続けたとして環境立県推進課の会計年度任用職員の女性(51)は戒告の懲戒処分にした。
県人事企画課によると、県土総務課の女性は、2024年7月17日午後、自家用車で職場から帰宅途中に鳥取市内を時速約40キロで走行中、赤信号を見落として交差点に進入し、交差点内の乗用車と衝突。運転手の首に全治約2週間のけがを負わせた。同年11月に鳥取簡裁から自動車運転処罰法違反(過失傷害)の罪で罰金50万円の略式命令を受け、その後納付した。
環境立県推進課の女性は、24年度の有給休暇を使い切った上で、体調不良などを理由に12~1月に計98時間30分欠勤した。
萬井実課長は「いずれも県政に対する県民の信頼を損なうもので、大変申し訳ない」とコメントした。(岸本久瑠人)