石州赤瓦の景観が残る江津市都野津町を歩くイベント「つぬさんぽ」がこのほどあり、市内外から訪れた3千人が散策しながら古民家などで買い物や催しを楽しんだ。
14の古民家に加え、国の登録有形文化財の佐々木凖三郎記念館、神社など計24カ所が会場。飲食物の販売やゲーム体験、アート作品の展示、演奏や書道パフォーマンスのステージ、石見神楽公演などが設けられた。来場者は24カ所を巡るスタンプラリーや食べ歩きも堪能した。
近くに住む江津高校2年の屋敷夏美さん(17)は「赤瓦の落ち着いた街並みににぎわいも加わって楽しめた。次は出店者側としても携わりたい」と笑顔で話した。
赤瓦の景観を生かす市民団体「都野津街並みの会」(寺井秀雅会長)が開催し、4回目。地元の高校生や大学生、Uターン者らも運営に携わった。(村上栄太郎)