いけばな小原流石見支部の邑智地区花展が15、16の両日、島根県川本町川本の悠邑ふるさと会館で開かれる。準備作業が14日あり、川本、美郷、邑南3町の会員が春らしい華やかな花を生けた。
4年ぶりの開催で、「山笑う季(とき)に」をテーマに会員49人が各1点を展示する。濃いピンク色の花を咲かせたモモや紅白のウメを用いた作品をはじめ、淡い桃色のサクラやユリ、キクなどで琳派絵画の世界を表現した大作が並んだ。マンサクやユリを生けて邑南町在住の指導者の米寿を祝った作品もある。
花展責任者の鶴岡和美さん(77)は「美しい花を見て心を癒やし、春の訪れを感じてもらいたい」と来場を呼びかけた。
午前9時半から午後4時まで。入場無料。(佐伯学)