鳥取県教育委員会は15日、生徒と不適切な関係を持った県立高校の教職員を懲戒免職処分にしたと発表した。また同日、酒気帯び運転で物損事故を起こした米子市立東山中学校の男性教諭(55)を懲戒免職、人身事故を起こした県立高校の男性教諭(59)を戒告の処分とした。
県教委によると、県立高校教職員は2024年度中に生徒1人と不適切な関係を持ち、同年度内に処分された。生徒の特定につながるとして教職員の氏名や性別など詳細を明らかにしていない。教職員本人が校長に報告して発覚。「いけないことだと分かっていた。申し訳なく、後悔している」と話しているという。
東山中の男性教諭は1月21日午後、自宅で飲酒後に米子市内で車を運転し、信号待ちで停止中の車に追突、駆けつけた警察官の検査で酒気帯びが発覚した。道交法違反罪(酒気帯び)で略式起訴され、罰金30万円の略式命令を受け、納付した。
県立高校の男性教諭は23年8月9日、鳥取市内で車を運転中、道路を歩いていた女性と衝突し、腕の神経損傷など全治3カ月間の大けがをさせた。自動車運転過失傷害罪で略式起訴され、罰金20万円の略式命令を受け、納付した。(桝井映志)