2030年の島根かみあり国スポに向けた子どもたちのスポーツ体験会がこのほど、出雲市矢野町であり、小学生約80人がさまざまな競技の魅力に触れ、楽しんだ。
30年に中学3年~高校3年になり、国スポの少年種別での参加が見込まれる小学3~6年生を対象に、島根県スポーツ協会などが開いた。ホッケーやカヌー、ボウリングなど11競技の団体が体験コーナーを設け、面白さを伝えた。
カヌーでは移動距離が計測できるカヤック用の練習機器を用意し、子どもたちが100メートルのタイム競争に挑戦した。水上と同じような圧力がかかる中で、体のバランスをとりながら、懸命にパドルを動かした。親子や友達同士で参加するグループもあり、タイムが表示されると歓声が上がり、盛り上がった。
レスリングでは四つんばいの状態で、相手の手を触り合ったり、片足状態で押し合ったりするゲームが人気で、子どもたちが笑顔で取り組んでいた。
カヌーなどを体験した大津小学校4年の落合理久(りく)さん(10)は「疲れたけど、とても楽しかった。また挑戦してみたい」と満足そうに話した。(佐野卓矢)