がんの治療経験者が自身の経験を生かし、患者や家族の思いに耳を傾ける島根県の「がんピア・サポーター」の養成研修が6月14日、出雲市塩冶町の島根大医学部付属病院である。動画による講義を事前に視聴した上で参加し、基礎知識やコミュニケーション技術を学ぶ。参加無料。
がんピア・サポーターは、治療の悩みや生活に不安を抱える患者や家族に対し、同じ立場で話を聞き、自身の体験を共有しながら共に考える。ボランティアとして患者との交流会に参加したり、個別の相談に応じたりしている。
事前の講義は、4月下旬~6月6日の間にサポーターの役割やがん治療の基礎知識などを解説する動画を視聴して受け、感想を提出する。付属病院である14日の養成研修は、午前9時半から午後3時半まで講義と演習があり、サポーター活動に必要な知識を身に付ける。
対象は島根県在住のがん治療経験者。申し込みはQRコードから。申込書に記入し、ファクスかメール、郵送で申し込むこともできる。4月18日必着。
申し込み、問い合わせは島根大病院がん患者・家族サポートセンター、電話とファクスいずれも0853(20)2545、メールgansapo@med.shimane-u.ac.jp