
―地場の建設業界の状況についてお聞かせください。
山陰道三隅益田道路が2025年度中に開通予定で、24年度は国から前年度と同規模の発注量があり、安定していました。益田西道路に続き益田道路の久城―高津間も事業化され、用地買収や測量など発注に向け準備が進み、西に延伸します。山陰道を中心に明るいニュースが相次いでおり、良い流れを社業の発展につなげたいです。
―社員の福利厚生面充実に向けて心がけている点はありますか。
社員が喜んでくれることを続けることです。物価上昇を受け、会社の利益が減っても社員の給与を上げていきます。我が社は今年創立50周年を迎えます。本社の社屋外観をリニューアルし、自社のホームページ(HP)も一新する予定です。EV(電気自動車)スタンドを敷地内に設置し、EV電気自動車も導入して環境への配慮も打ち出します。社員に誇りを持ってもらうとともに職場体験学習で訪れたり、HPを閲覧したりする中高生たちに好印象を抱いてもらえるよう取り組みます。

―人材確保に向け、建設業の魅力をどうPRされますか。
まずは三隅益田道路をしっかりと完成させることが使命だと考えています。つながった高速道路を通る車に乗る子どもたちは「すごい」と実感してくれるでしょう。女性の社会進出が言われていますが、我が社では、30年前から現場で頑張っています。先駆性を強みに、女性が働きやすい職場環境づくりも継続していきます。支援するため、女子バスケットボール日本代表の高田真希選手を招いたマルシェの開催や、ひとり親世帯への米の提供を行いました。少子化が加速する中、将来を担う若者たちが山陰に愛着を持ち、「地元を元気にしたい」と思ってもらえる環境をつくりたいと考えています。
―今後の社業の方向性についてどうお考えですか。
高齢者だけでなく、若い人も入居し、さらに地域住民も集い共生するという発想の下に、益田市内でコンシェルジュ常駐のマンション建設を考えています。スマートフォンやタブレット端末を活用し、医療、介護や買い物代行、士業の人たちとの連携など、自由と安心を提供し人々が多目的に暮らせる事業を通じて、地域の発展に貢献したいと考えています。


建設業と言う仕事を通して社会に貢献したいと考えている人
会社の未来とそこに集う人の未来を明るいものにする為に共に歩んでくれる人
高橋建設建設グループで一緒に働きましょう!
高橋宏聡=島根県益田市出身(52歳)2015年に現職に就任
1993年に光和建設株式会社(現(株)ソルコム)に入社
趣味は家族や友人と旅行に行くこととゴルフ。今年は、会社創立50周年を迎える記念すべき年。進化した新しい高橋建設(株)の姿を見ていただけるよう準備を進めている。
